2012/11/26

お誕生日のはなし

25歳になりました。ぱちぱちぱち!お誕生日当日は休みだったので地味にティッシュ買いに行ったり髪を染めたり平常運転。。。夜、バイト終わりのボーイフレンドがお祝いに駆けつけてくれました。(結局付き合うことになったのだ…前回までのおはなしはこちら)

ブログ初登場、サイラスくん(備考: 剛情な天パ)
 
相変わらずはにかみ屋のわたし

彼とわたし、お誕生日が一日違いなのだ。サイリーベイビィは18日で21歳に、わたしは19日で25歳に。家で軽く乾杯とロウソク吹く儀式を済ませ、前から気になってた近所の中国式hot pot(鍋)レストランへ。


Landmark Hot Pot House 春秋火鍋
(604) 872-2868
4023 Cambie St
Vancouver BC V5Z2X9
 年中無休 17:00~2:00
 
いつも賑わってるなーと思っていて、ググったら有名なお店なんだって。一応予約して行ったけど月曜だったので空いてました。広い店内には生簀もあって、接待とかで使うような雰囲気。お値段もそれなりだけどサービスがよいので感激。おしぼりを手渡してくれる店がカナダにもあったなんて!どうやら最初にスープを選んで具を頼むかんじなんだけど中国語ばっかりで全然ピンとこない。日本語メニューもあったけどやはりピンとこない。アジア人のわたしがわからないのに彼にわかるわけもなく、しばし固まる我ら。中国人のお友達を誘えばよかったなあ。○人前おまかせセットみたいなのあるといいのに。盛り合わせを頼もうとしたらどれもお店の人に「二人で食べるには多すぎ」と言われ、適当にみつくろってもらいました。スペシャリティ海鮮は時価と書いてあってビビって注文しなかった。。。
 
 


 予想はしてたんだけど一品の量が多いのなんの。鍋って最低4人は誘わないとお話にならない。彼はお箸が使えないので何でもフォークで食べる。一応取り分けてくれようとするんだけどフォークを使ってヨチヨチと皿に放り投げてくるので危なっかしい。周りは中国人のお客さんばっかりで、外人のわたしたちが見よう見まねで鍋をつつく姿は滑稽だったに違いない。美味しかったし、とにかくおもしろかった。生簀のエビにアテレコしたりとか。もうずっとシーフードに飢えていると話したら今度市場に出向いておっきな蟹でも買ってこようという話になった。生魚は大嫌いだけど蟹は大丈夫なんだって。



プレゼントはさかのぼってお誕生日前の週末に交換しました。わたしは先日の風邪からハスキー声が治らないので加湿器をリクエスト、わたしからはスキットルとウィスキー。何をあげていいか本当にわからなかった!まだ出会って日が浅くて彼が何を好きかわからない。あとバンクーバーで気の利いたものを売ってるショップがどこにあるかもわからない。なんとなくキツィラノに出かけてみたらいいかんじのお店多かったよ。4thのあたり。


この日けんかした笑。お誕生日のルームメイト、カトリーナ(こんなに身の回りでお誕生日が続くなんて奇妙だ)のお祝いでいつものメンバーが家に集まって大騒ぎしてるのに、彼がちっともそこに混ざろうとせず部屋にこもろうとした時点でわたしはイライラしていた。で、その後行きつけのクラブ兼バーみたいなところに移動するところで合流したんだけど「何だかここに馴染めない」とかグズグズ言い出したので頭にきて無視してたらいつのまにかどっか行っちゃった。久しぶりにフルメンバー揃ったのでわたしはみんなといたかったし、みんなに彼を紹介したかったのになにあの態度!その後メールが立て続けに来ていて「本当に申し訳ないけど、このバーが好きじゃない。ネルシャツ着て無精髭のスケーターもどきがウヨウヨいる店なんかいやだ。ちいは楽しんでるみたいだから邪魔したくないし。ごめんね」だって。お酒飲んでる時はいつもハッピーなわたしもさすがにキレて携帯を投げました。今思うと笑っちゃう。わたしの彼にピッタリの発言笑。わたしもよく「無印良品の服着てボブカットでカメラぶらさげて高橋歩とかに憧れてる人間が集うカフェなんか嫌」とか言ってる、いや、言ってたもんね。最近はどんな人にもなんとかいいところを見出そうとする傾向にある。これが成長というものであろう。思い返してみると自分もハタチくらいの頃はずっとトガっていた。丸くなることがいいことなのかどうかはわからない。この5年で何かを得たのか、あるいは失ったのか。
(後日談。7時間後くらいに仲直りして一緒に朝ごはんを食べました。彼は「ごめん」が言える人だ)


飲みまくって最終的に残った6人で2時過ぎにタクシー拾おうとしたらなかなか捕まらなくて、もうこれでいいやとか言って回送中のリムジンを無理矢理口説いて借りた。15分くらいの乗車で70ドル以上した!高エ!どうやらニコとちゃんぴが彼氏と喧嘩別れして怒りまくっていたわたしを元気づけるためと、お誕生日祝いのために奮発してくれたらしい。もう二人がわたしの事を好きでなくなってしまったかと思っていたから、なんだか心に響いた。



彼と付き合うようになってから家族のように親しかったルームメイトとすっかり疎遠になってしまった。あっちとこっち、どちらもわたしが好きでわたしを好きな人間なのに、双方をうまく繋ぐのは実は難しい。少なくともわたしにとっては。ひとりの人間を中心に放射状に広がる宇宙。
 
 
カンのいいお友達なら察しているかもしれないけど、実はわたしとシェアハウスのオーナー、ニコは恋愛関係にあったのだ。ハウス内での恋愛は絶対禁止なのでナイショだよ!サイラスと付き合うようになったのとちょうど同時期に、つらいのでここに詳しくは書かないけれど非常にショッキングな出来事があり、そのどちらかか両方かを原因に今はおはようも言ってくれなくなってしまった。きちんと話そうよと言ったんだけどチャンスも与えてくれず。ゆっくり、ゆっくり育ててきた関係も壊れるのは一瞬だなあ。いつでも無防備に開け放たれていた隣の部屋のドアはずっと閉まったまま。ほんの2週間前、実は誕生日が近いと伝えると即携帯カレンダーに保存してくれた彼にハッピーバースデーを言ってもらえなかったことがすごく悲しかった。でも、彼を傷つけたのはわたしのほうだと思う。何かを得ることは何かを失うこと。こんな言葉を恋愛に使うと薄っぺらいけれど。
 
 
ニコにもらった鉢植えの花を枯らしてしまった。挿し木してみたけどうまくいくだろうか。不器用なわたしと、きみ。


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