2015/01/02

おせち作り in バンクーバー

新年あけましておめでとうございます。カナダに来て三度目のお正月。もう我慢ならないとばかりに、生まれて初めておせちを自分で準備しました!どうだ、すごいだろうエッヘン!




ちひろシェフ「ちょっと待って、写真写真」

おしながき

松前漬け
海老うま煮
田作り
伊達巻
かまぼこ
紅白なます
栗きんとん
昆布巻き

お煮しめ
お雑煮

ローストビーフとか鴨燻製とかお肉が入るといいなと思ってたけど、お皿に乗り切らないしお腹もいっぱいだったのでまあこれくらいで丁度よかったのかな。ぶっちゃけ出来合いのものが多くてお恥ずかしいです…。だって、だってさ、松前漬の材料のスルメが$8.95。なのに、スライスした昆布とスルメの入った松前漬けセットは$5.80!ではこれを買うことにして、家にある昆布は昆布巻きにしようと思ったらかんぴょうが$3.75。もう巻いてあってお水で煮るだけの乾燥昆布巻きが$4.75。田作りに使うおつまみ煮干は4ドル強、パックで冷凍された調理済みのものだと少量だけど$3.50。同じく黒豆も乾燥の生豆が$3.30だったのに対し、真空パックの煮豆だと$1.76。こんなかんじで、とくにわたしのように少量作る分には出来合いのものを買ったほうがよっぽど経済的なのよ。伊達巻はFujiyaに売ってたけど$17.50もしたので、$2.87のはんぺんを買って自作。卵とブレンダーとフライパンと巻き簾だけあれば簡単にできます。鬼すだれがなくてレギュラーすだれだからちょっとデコボコ足りないんだけどね。てか伊達巻なんて初めて食べた!


栗きんとんは甘露煮が高かったので一瞬「栗ナシにして茶巾にすればいいかな?」と思ったけど、まあ年に一度だからケチるのやめることにした。おせちの中でも特に金運アップのアイテムだしね。鮮やかな黄色を出すクチナシの実が手に入らなくて色はイマイチだけど素朴でいい味。こんな風に少しずつ妥協するのが悔しい。



ちょっと休憩 
大晦日のお昼は蕎麦。
EXバージンオリーブオイルで揚げたかきあげ黄色い

31日は仕事とパーティで時間なかったのでほとんど30日の朝に作りました。アイテムごとに熱湯消毒したタッパーに詰めて安全第一。煮物というか野菜の飾り切りが一番時間かかったけど、一番楽しかった。ルームメイトたちは日本料理の見た目がprettyだと言って感心してました。


日本酒も用意したよ。この前一緒にロスト・イン・トランスレーションを観たら、セビくんは「なんで木の箱(枡)でSAKE飲んでるの?」と不思議がっていた。当たり前だけど彼はこんなことも知らない。初めて見るおせちにも興味津々で喜んでもらえてよかったです。「変なものばかりだけど、どれもSAKEとのマリアージュは素晴らしい」となかなかよい着眼点。とくに伊達巻と栗きんとんが気に入ったみたい。どうしても食べられなかったのは数の子と、煮物に入っていた手綱こんにゃく。わたしは「おせちって別に美味しいものではないな」と再確認。笑 まあ儀式みたいなものだよね。

それにしても食材がここまで揃うバンクーバーはすごい!何でも値が張るのは当然だけど、海外にいるのに手に入るだけでありがたいと思います。近場でどうしても無理だったのは鯛とか鰤とかのお魚くらいかな?刺身も種類がなくて美味しくもないので断念…。バンクーバーって海に囲まれてる割にシーフードが全然ダメでかなり不満です。どこでも新鮮な魚介を安く食べられる日本は本当にすごい。

【参考】おせちショッピングレシート


さくらや
かまぼこ紅白 各$3.29
蒟蒻 $1.29
おもち 2切れ $1.69 ←バラ売りナイス!

Fujiya
栗の甘露煮 $6.54
数の子 不揃いなものがたくさん入って $9.95
松前漬セット $5.80
フジッコ 乾燥昆布巻き 6つパック $4.75
紀文はんぺん $2.87
ごまめ $3.50
さつまいも 小3つ $2.31
飾り麩 $2.60
黒豆真空パック小 $1.76

T&T
にんじん 1本 $0.88
れんこん ほんの一節 $0.46
里芋 4つ $1.30

Yokoyaya
食器二組と野菜の抜き型 $11.20

H MART
X LARGE海老4尾 $9.98

Broadwayの八百屋
絹さや
大根     あららレシート捨てちゃった。すごく安かったです


というわけで合計70ドルほどかかりました。完全な自己満足だけど、70ドルで自己満足が買えるんだったらまあいいかなーとわたしは思います、普段贅沢しないし、お正月くらいはね。けっこう余っちゃったから早く食べないと…。こういう時だけ日本人の友達がいたらなあーと思いますね。新年の目標(英語ではNew Year's resolutionといいます)は友達をつくることかね。カナダでは知り合いはまあまあいるけど大親友って呼べるのはセビくんだけなので。

2014年は磐石と思われた絆が簡単に壊れていくのを目撃した一年でした。離れていても自信を持って親友と呼べる日本のベイベーたちがすごく恋しいけど、親友が見つかるかわからなくても、わたしはまだまだカナダでがんばっていくしかないのです。今年も日々面白いことを探してブログ更新するのでまた読んでね!

昆布巻きとこんにゃくの残りはおでんに
栗きんとんはスイートポテトにトランスフォームしましたとさ。

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