2018/05/15

ゆっちがカナダにやって来た(2回目)後編

Day4

また雨。半年間雨続きで残りの半年間は晴れ続きのバンクーバーの、ちょうど季節の狭間で天気が不安定。引き続きディランが車を出せるものの前日大冒険したせいもあり今度は近場でのんびりしようということになり地味なローカルスポットQueen Elizabeth Parkへ。これが思った以上に好評だった。数十分で余裕で一周できるこじんまりとした公園(といっても日比谷公園より全然デカイ)ながら、よく手入れされた庭園に季節の花が満開で、丘の上から市内を一望できる。もはやちょっとしたブッチャートガーデンではないか(ビクトリアの名所)(行ったことない)。ディランはけっこう花に詳しく、時々立ち止まっては匂いをチェックしていた。





てっぺんにあるドーム状の建物は熱帯植物園Bloedel Conservatoryで、不思議な草花や放し飼いの大小様々な鳥を間近で見ることができてとても楽しい。冬のデートにもピッタリよ。





公園内には割と敷居の高いレストランSeasons in the parkが入っていて、わたしもディランもずっと前から気になってたのですがなかなか機会がなくようやく初潜入。思ったよりはバカ高くないのね←ごちそうになったのによく言うわ笑。特別な日に行きたくなるような雰囲気を考えたら普通にコスパ高いと思います、ダウンタウンみたいにゴミゴミしてないし。軽くワインとおつまみをいただいた。サービスも満点。

誰だこのおじさん

パパとママにとっては最終日なのでWest Broadwayに移動しておみやげショッピング。酒屋と、カナダの成城石井Whole FoodsとカナダのマツキヨLondon Drugsが一箇所に集まってて便利。前回帰国した時のおみやげで一番ゆっちが喜んでいたのが歯磨き粉。日本と薬事法?が違うらしく歯がギンギンに白くなる。わたしはこちらに来てからというもののホワイトニングに行く時間もお金もないんだけど多分日本の歯医者で働いててホワイトニングしまくってた頃より白いんじゃないかな?シールを貼るタイプのもすごく効く割に安い。あと全然知らなかったけど日本で流行ってるらしいアメリカのブランド、giovannniのヘアケアも安い安いとゆっち狂喜していたな。うちにも無造作に転がってたけどお前そんないい奴だったのか。見直したぜ。

食料品では定番のスモークサーモンやロブスターの缶詰に加えて、わたしのオススメは変わったソース。変わり種のマヨネーズやケチャップとか、ベーコンやメープル風味のドレッシングとか。あと健康オタクの人が多いのでキヌアやチアシードといった健康食品は日本より種類多くて安いかも。魚由来の良質な脂質オメガ3のサプリも人気あるそうです。ポテトチップスやポップコーンは珍しい味があって、前回帰国した時に行きつけの店たちにお酒と一緒に持って行った。かさばるけど軽いし、盛り上がる。Whole Foodsは地産地消を推奨しているのでlocalという札がついている商品に注目してみて。メーカーもカナダ産であることを誇りに思っているのでMade in Canadaと書いてあったり国旗のマークがついていたりしておみやげに最適です。レジ横で買えるオリジナルのエコバックがかわいいので、小さいものをたくさん買ってエコバックに詰めて渡すのもいいよ。

夜は前日に窓際でと念を押して予約しておいた回転レストラン、Top of Vancouverへ。ダウンタウンでひときわ目立つあの建物の展望台のレストラン。客席がゆっくりと、しかし確実に回転していてバンクーバー全体が見渡せる。ここは前回ゆっちが来た時も連れて来たんだけど、観光の最終日に行くと「あそこが昨日行った○○だよ」「あそこに見える灯りがスキー場」と確認できてすごく楽しい。スタッフさんも慣れてるので「あの高い建物何?」と聞けば詳しく教えてくれます。






ここはレストランの物理的な位置も高いけどご予算も高め(汗)。てか数年前より高くなってないか?日曜だから?しかし観光地だから盛ってるんでしょとあなどるなかれ、お料理は相当ボリュームあって味もレベル高いので価値はあると思います。男性陣はステーキ、ママはサーモン、ゆっちはラムでわたしは鴨を頂いた。ワインリストは小さいけど地元BC州のものが中心。デザートとマティーニまできっちり完走。ごちそうさまでした。

ゆっちパパは英会話に通ったことがあるそうで、けっこう誰とでも普通に会話できていてビックリした。基本的な文法・文型を押さえていて、大きい声ではっきり発音し、恥ずかしがらずにどんどん話す。こういう人のほうが下手にペラペラ感を演出する人よりも強い。ディランも「彼の英語はちゃんと意味が通ってわかりやすい」と感心していた。あとおやじギャグ的なものも国境を越えてみんなにウケていた。


Day5

パパとママのフライト前にダウンタウンで軽めのブランチ。Medinaは今日(月曜の午前11時)も1時間待ち。ここ、入れたためしがない。どうせ期待してなかったので第二候補のFinch'sへ。バンクーバー礼賛映画50/50にも出てきました。



オシャレすぎて読めないメニューをどうにか解読しわたしは名物の生ハム・ブルーチーズと洋梨、胡桃のサンドイッチ。ゆっちは野菜に飢えていたのででっかいアボカドサラダ、パパママは定番のバターナットスクワッシュのスープと、はんぶんこにした生ハム・エダムチーズとトマトのサンドイッチ(注文する時にCould you cut it in half? と言う)。チーズ盛とかも出してるのにワインは無いんだね…一応聞いたけどやっぱり無いそうです涙。いやアル中じゃないよ!ワインと合わせたら100倍おいしい食べ物ってやっぱあるじゃん?今度は持ち帰りにしてもらおう。



Gastownで最終おみやげショッピングを済ませてパパママを駅まで見送った。またすぐ会えますように。

ゆっちと高級デパートNordstromを冷やかしてたらハッピーアワーの時間帯になったのでバンクーバーの南青山ことYaletownへ。駅の近くに使える店が密集していて、客層と治安もいいので普段の外食はほとんどここ。Wild Taleはいつ覗いてもガラガラすぎてスルーしてたんだけどあれ裏口だったのか!正面のパティオめっちゃいいじゃん!ハッピーアワーのお得感はなかなかのもの。当たりませんようにと祈りながら(数ヶ月前ノロわれた) buck a shuck=1個1ドルの生牡蠣や海鮮つまみを頂く。東京にいた頃ゆっちと毎週のように飲みに行ってたのがすごく懐かしいや。そこからスーパーに寄って適当なつまみ買って宅飲み。


実はうちのシェアハウスで猫を飼うことになったのだ♡人懐こい黒猫ちゃん。最初は嫌がっていたゆっちも徐々に和解していた。あと、日本語で「ネコ」というたびにニコが返事をしていて笑った。クラブとか行かないで飲み語り続け、11時には寝床に向かう我ら。バンクーバーのナイトライフはどうせめっちゃショボいのでこれでいいのだ。

Day6

やっと陽が出た!ハレルヤ!ディランは午後1時には仕事終わるので(働かなすぎ)、車でノースバンクーバーへ。ワーホリ時代一番最初に暮らしたシェアハウスのみんなと入り口まで行ったのに入場料高すぎて満場一致の「ないわ」で引き返したCapilano Suspension Bridgeへ。ほっほっほ。銀行員に進化したから小銭くらいならあるわよ。





大人ひとり$46.95。いや入場料高いだけあってきちんと整備されてるわ。メインの吊り橋だけじゃなくてツリーハウスみたいなのもあって冒険感満載。バンクーバー観光の定番中の定番なんだけど夏の繁忙期のギリギリ手前なので空いてた。BC州の居住者は一度入場料を払えば年間パスをもらえるという謎システムなので出口で登録しましょう。クリスマスのライトアップとかもあるんだって。また来る。

まだ夕食には早いのでこの後近所のLynn Canyonもハシゴした。ここはCapilanoとほぼ同じ規模の吊り橋があって入場料無料なんで、節約したい人はこっちで全然いいと思う。ただし無料だけあって良くも悪くもワイルド。歩きやすい靴と両手が空くリュックサックで出かけよう。Capilanoは高いところから遠く下を流れる川を眺めるかんじだけど、Lynn Canyonは水との距離が近く獣道を降りれば水遊びを楽しむこともできる。実は去年のちょうど今頃アプリで知り合ったディランとわたしの初デートがここだったの。ポッ。そういえば前回ゆっちが来た時はわたし別の彼と付き合ってて一緒に遊んだよね。次回会う時はどうなってることやら。高校の同級生は結婚して子供を産んでる子も多いけど、わたしとゆっちは欲望のままに旅したり買い物したり美味しいものを食べるインデペンデント・ウーマンさ。つまり最高さ。

今回の旅最後のディナーはまたまたSeasonsへ。眺めが良くて高級すぎなくて、なんかダウンタウンは疲れちゃうので家から近いところと思ったらもうネタ切れであった。ディナーも美味しかったよう。






東京は世界基準で言ったらありえない値段でありえないくらい美味しいものを出す店が多いけどやはりどこも狭っ苦しいので、こういう開放的な造りのお店にお連れしたいというのが今回通してのお食事テーマでした。ゆっちファミリー、ディランの分まで本当にごちそうさまでした!

日本のGWの時期のバンクーバーは6日間もあれば主要スポット網羅できます。というかこれ以上居てももうやることない笑。天気は微妙だったけどどこも混んでなかったから快適だった。観光シーズンの夏はイベントも多いしビーチでぼーっとするのも楽しいけど、とにかく人が多すぎてな…。わたしもゆっちファミリーもまた来る気満々で、次回はちょっと足を延ばして島のほう、ビクトリアとか行ってみようと話している。まだまだ魅力たくさんのBC州です。カナダは言わずもがな広いけどBC州だけでもめちゃ広い。

ゆっちが帰る日はわたしは遅番で仕事だったので一緒に朝ごはんを食べてからスーツを着て普通に出勤。ずっとフリーターで随分心配かけたね…。また会えるその日まで、お互いがんばるのだ。

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